バンドのこと

2018年の秋ごろに復学したおれはたまらなかった。
大学の講義なんてひとりで受けて学問に勤しむのが正しい学生のあり方だ!とか思いつつも、別に学問するわけでもなく、塾のバイトに勤しんでた。大学の講義自体は1人で受けるのが当たり前だったものの、周囲の学生が自分より下の学年だと思うと、おれは一体何をしている…? という気持ちになって、たまらなかったのだ。

だから歌詞を書いた。
繋がりが全くないけれど、歌詞を書いてみた。もともとあった思想をベースに思い浮かんだフレーズがあってそれでパパっとしたためた。授業中に。それほど長くない。1番くらい分。それで、曲作りはる先輩(当時を振り返るとまだ先輩、今は友だち)に送り付けた。そしたら曲作ってみるからもうちょい書ける? みたいな感じになって急いで書いた気がする。それで出来上がったのが、「点線」っていう一番思い入れのある曲。

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サウンドクラウドにあげるか~ってなってアカウント作ったりした。それで少しずつゆっくりとしたペースで上げていった。するとライブハウスの人から連絡が来て、ライブ出ませんか? となり、バンド結成に至る。

初ライブは2019年の秋ごろだった気がする。

ライブに対する憧れはあった。でも、高校に軽音部はなかったし、音楽は聴く専門みたいな感じでいたので、楽器を触ることもなかった。なので初心者。ギターを買う金もないから先輩にムスタングを借りて(ほとんどもらってる感じ)気まぐれで練習をする感じ。

案の定、ライブはミスりまくって、はずかし!という気持ちになりつつも、ライブに出れたことに対する楽しさみたいなのがあった。でも、やっぱり下手だったのは普通に引きずってた。

おれが関東に行ってからは、活動休止みたいな感じになった。2020年は新曲を作ってないと思う。いや、「純喫茶」は2020年かな。忘れた。けどいい曲。梅田周辺の喫茶店の名前が入ってる楽しい曲。クリームソーダの奥にいる手はおれの手。
ちなみにこの喫茶店不定休の幻の喫茶店です。名を「ジャマイカ」と言い、写真のようにあふれ出るクリームソーダが有名。

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2021年におれが帰ってきて、元カノとの遠距離恋愛が失敗したからせめてフィクションでは上手く行けとおもって書いた歌詞が「ブルームーン」。ちなみにサニーデイサービスに「pink moon」って曲がある。タイトルはそれからとってる。月の名前とか色々調べた。岡林信康の「ミッドナイトトレイン」にちょっと似てる。でも、歌詞を書いた時点で岡林信康を知らなかったので、感性が岡林信康ジャーン。とかそういう感じになって一緒に笑ったすね。ちなみにジャケットは鴨川デルタで撮った。確か元カノの大学時代の軽音部のイベントに行った日だったと思う。もともとはアー写を撮ろう!ってなって没ったやつ。ライブハウスの人に、「アー写シューゲイザー」って指摘されて新しいのとりましょ!!!!ってなったから撮りに行ったものの、またもやシューゲイザーっぽくなって、根暗やからね…みたいな話をした記憶がある。
カメラのシャッター速度をゆっくりにすると光の線が描けます。僕はこれを高校の修学旅行で、実家のカメラでやった。文字でも書こうよってなって書いたのが「SEX」。アホみたい。で、そのカメラを親に返したんですね。その後で、修学旅行でも振り返るかと思って写真を見てみると、光で描かれた「SEX」の写真が消されてた。親の検閲が入ったんですよ。
この話をバンド練習終わりにしてて、二人でめちゃくちゃ笑ってる写真を結局アー写にした。また新しいの撮りたいすね。最近のおれは色気があるので。

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バンドメンバーはおれ以外同じ大学の同じサークル卒。楽器初心者なんておれだけ。でも、みんな優しくて、下手なおれをうまくなったねえとかそういう感じで褒めてくれる。譜面もろくに読めない、ギターのセッティングもできない、音作りとかもわかんない、もちろん下手、なおれのために演奏動画とか送ってくれたり、バンド練習をコロナ副反応で休んだおれのために、スタジオ内での演奏動画送ってくれたり、そういうのがたくさんある。優しいんです、みんな。


とあるライブハウスでのライブは結構やらかしまくった。なんかMCも滑ったし、演奏もミスりまくったし、歌詞とんだり、反省の多いライブって感じ。
それをライブハウスの人は見てくれてはって、いろいろ指摘してくれた。曲の良さを褒めてくれた上で、こういうところ注意したらいいとか、そのための練習法とか、そういうアドバイスを色々くれはった。
ライブ前日練習の、おれの出来がマジで酷くて、遅刻はするわ全然弾かれへんわでマジで終わってた。その日の夕方に友だち(バンドメンバーす、マボロシフリークスのブレーン。ブルームーンの記事書いたときに名前出してたから今から出す。タイガーザクリエイターことコハマさんです)にあって復活した。メンタルは。
でも、ライブ本番は全然上手くいかんかった。

練習の時から合わせるように気をつけようね、みたいなところに指摘が入る。細部のニュアンスにこだわろう的な。

そういうのを踏まえて、あの日は色々話した。ちゃんとバンドのこと話し合ったの初めてで、CD出します!とか全然そんな大それた話ではないけど、ちゃんといろいろ話した。

バンドで最年少はおれです。御年26歳。
バンドメンバーからは大人っぽいとか、年下って感じあんませえへんみたいに言われるけど、そういう話してる時、おれはやっぱり年下やなと思った。

「ライブって楽しいから。カツオはまだその楽しさを味わえてへんと思うねんけど、味わってほしい。でも、時間はかかる」ざっくり要約するとこんな感じのことをおれに言ってくれた。

かっこええなーって思たんす。かっこいい。そっち側に行きてえなーと思う。
それから毎日ギターを弾くようになった。映画観ながらギター触ったり、スペースしながらギター触ったり、家のミニアンプにつないで録画した演奏動画を練習と称してインスタにあげてみたり。そういうのをやってる。もっと論理とかそういう勉強もしたい。

でも、みんな忙しい。社会人なので。ライブに出るのだって仕事の合間を縫ってやし、練習だってみんなで入れるのはそんなに多くない。だから、行ける人同士で行こうとか、曲作るのがんばろうとか、そういうのをいくつか決めた。

正直このバンドがいつまでライブ出れるかとか、いつまでやれるのか、とかそういうのは考えることがある。

でも一個だけ確実なのがあって、それはおれはマジでバンドくめて良かったと思ってる。くめて良かった。
歌詞書いて良かった。当時のおれファインプレーすよって褒めたい。
歌詞もいっぱい書きたいし、ギターももっと上手くなれるように練習する。完璧に弾きたい。

でも、おれの本分は学生で、教採うからなあかんからその勉強も大事にしないとあかん。落ちました! とかは心配かけちゃうし、バンド楽しめなくなってまうから。

楽しい日々が続いていくようにおれはもっと頑張らないとあかん。


良い歌詞書けたので今年中には新曲が完成すると思います。
出来た暁にはぜひ聴いてください!
マジでいい歌詞。タイガーザクリエイターことコハマさんの曲を心待ちにしてる。




ミッドナイト・トレイン

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